令和6年度第2期から「Scratch×自然体験コース」を新設しました。

なぜプログラミングと自然体験なのかよく聞かれますが、実は当教室で学ぶことを仕事にするには、自然体験で身につく様々な力(創造力、集中力、自立心、協調性など)が生きてきます。原体験で試行錯誤するプロセスも、まさにプログラミング的思考を養うのに有用な経験です。

プログラミングでトライアンドエラーを繰り返しながら小さな成功を積み重ねる経験は、他の物事に対しても「やればできる」という自信や成長に繋がる

パソコンの利用操作やプログラミングを学ぶと同時に、自然との触れ合いを通じて、子どもたちの成長を促すことを目指して始めたコースですが、山・川・海へ行き、様々な体験をし成長していく子どもたちを目の当たりにして、間違いなく子どもにとって必要な体験だと確信しました。

よく「今の子どもや若者は〇〇の力が足りない」といった言葉を耳にしますが、実際のところ、子どもたちの潜在能力は全く変わっていません。大切なのは、その力を引き出し発揮できる環境を大人が提供すること、自然と触れ合い向き合い無限の可能性を感じられる機会を与えることです。

最初は水を怖がっていた子どももライフジャケットを装着して水中に浮いてみると楽しくて夢中になる。「やってみたら楽しい!」経験を重ねて成長していく

第2期の最終日は、全コース合同で、子どもたちがこの半年間で学び成長したことを発表する場をつくりました。発表会を通じて、技術的なスキルだけでなく、子どもたちがどれほど新しいことに挑戦し努力してきたのかを実感できました。

また、発表会の後は、自然体験の重要性についても伝えました。今年度の記念品として贈った、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』という本には、その思いを込めて、子どもたちのワンダーの感覚を磨いてくれることを願って選びました。

ツリークライミング(発祥の地はアメリカ)専用のロープやサドルを利用して自分の力で木に登る経験は勇気や自信になる。樹上からは今まで見たことのない景色や自然との一体感を味わえる

最終日と同じ週に、親同士が情報交換・共有できる場として「親の会」を開催しました。以前からこのような場を作りたいと思っていました。実際に行ってみて、教育に関心の高い親同士が普段の子どもの成長についてやこれから先の進学について情報を交換し合うなど、とても有意義な時間になったと感じました。親の不安や悩みを共有することで、互いに励まし合い、共に成長していける場をまた作りたいと思っています。

龍谷高校での探究アクティビティ。専門の先生から情報リテラシーをゲーム感覚で楽しく学んだ

当教室は冬季間はありませんが、第3期継続する生徒は、教室が休みの間も月に1回程度集まって楽しめる活動があります。

防災アウトドア体験。もし電気やガスが止まっても身近にあるもので米を炊いて食べたり、水をろ過したり、実践的な学びを通して何かあっても生きていける自信をつける

第3期に向けて、さらにアップデートし充実したプログラムを提供できるよう準備を進めているところです!これから参加を検討している方には、ぜひ自然体験の大切さを知ってほしいと思っています。学校の勉強や現代のテクノロジー、例えばプログラミングなどを学ぶことも重要ですが、子どもの成長に最も大切なことは、単に知識をつけることではなく、自分で考え、感じ、行動できる力、そのための経験値が必要です。そして教育の基盤となるのは、自然の中で感性を育むことに他ならないと、私は信じています。

第3期に参加して、ぜひ子どもの可能性を引き出す力を一緒に育てませんか?

令和7年4月より体験会を開催します。お気軽にお問い合わせください。

第2期映像クリエイティブコースの生徒によるグループ制作動画