小樽にある自然豊かな長橋なえぼ公園で、ツリークライミングとモルックを楽しみました。
Scratch×自然体験コース開設当初から通っている生徒たちはみんな中学生になり、勉強や部活、習い事など休日も忙しく過ごしています。子どもにしてみれば「せっかくの休日なのに」という気持ちになることもあるだろうし、親の方も「疲れているのに行かせていいのかな」「本人があまり気が進まないのに参加させるのはどうなんだろう」など色々な思いを抱えながら子どもを送り出していることもあると思います。
ツリークライミングの準備を待つ間、森を探索しました。生物を観察したり、コクワの実を探したり、雑談しながら歩いていると、「昨日色々ストレスがあったけど、なんか疲れが取れる〜」という生徒も。私も本当にそう思います。日々色々なことがあるけれど、森林浴をしていると、自然と癒されて元気を取り戻していくような感覚があります。9月の完熟したコクワの実は、キウイのようなとても美味しい味でした。
初めてのツリークライミングに不安で最初は「見学する」と言っていた生徒も、森を歩いているうちに気持ちがほぐれたのか、結局挑戦し、楽しむことができました。自然の中にいると、いつの間にか頭も心もゆるんで、解放された気持ちになれます。自然が背中を押してくれたのかもしれません。
大人は、子どもを成長させようとつい「何をどうさせるか」考えがちです。でも、本当に大切なのは「させること」ではなく、「自分から動き出せる環境」をつくることに尽きるのではないかと思います。「せっかく来たんだからやってみよう」「みんなやってるよ」「怖くないから大丈夫」ではなく、「挑戦しなくても大丈夫」な環境だから「挑戦してみることができた」という状況をどうつくるかという視点は、普段の授業でも心がけています。自分からやってみることができる環境だから、学習量が自然に増えるということが起こります。
「やらなくてもいいよ」
「見ていてもいいよ」
「失敗してもいいよ」
「今すぐに答えを出さなくてもいいよ」
そんな余白を、大人が先に用意する。そういう環境の中で、「わからない不安」や「やりたくない」という気持ちを抱えたままでも、その場にいられる。その中で気持ちが変化し、自分のタイミングで「やってみようかな」が生まれる。やってみる。「できた」「おもしろい」が生まれる。またちょっとやってみたくなる。
子どもの「やってみたい」は、そんな余白から芽生えるのではないでしょうか。
そしてこの「余白」は、子どもの中だけにつくるものではなく、私たち大人にとっても必要なものだと思います。親自身もその時々で「これでいいのかな」と迷うことがあるでしょう。わが子を大切に思っているからこその迷いだと思います。でも、そこで親が「これでいいのだろうか」「私が間違っているんじゃないだろうか」とずっと自分を責めていると、子どもにも余白を渡しにくくなってしまいます。
子どもは、いつも前向きでなくてもいい。挑戦した結果、何かを感じることもある。大人も、いつも正しい答えを出さなくてもいい。子育てに正解があるわけではないから、迷いながらでも、その子にとっての「ちょうどいい場所」を大人も子どもも一緒に探究していく。その繰り返しなのだなと、日々感じています。












