この冬から、TANSAKUでは在籍生徒を対象に、試験的にオンライン授業を開始しました。冬期間だけ毎週金曜日18時半から、全コース合同でオンライン授業を行っています。

冬のスタートはプログラミングキャンプ!

冬休みに、お楽しみ会を兼ねたプログラミングキャンプを行いました。

Scratchの拡張機能をパソコンにダウンロードして、自分がプログラムした内容をドローンに送って操縦しました。自分の思った通りにドローンを飛ばせると、みんな大盛り上がり!

夜は、みんなで協力して鍋を作って晩御飯を食べました。それぞれが好きな具材を持ち寄ってできた鍋は、最高においしかったです。デザートにチョコフォンデュしたあとは、持ち寄ったゲームで遊びました。デジタルとリアルの両方を思い切り楽しんだ一日でした。

初の取り組み、保護者参観型のオンライン授業

1月から開始したオンライン授業では、オンラインのメリットを生かし、保護者の方にも参観していただきました。

生成AIを使ってTANSAKUの曲をつくる」をテーマに、TANSAKUの教育開発担当の横尾先生が2回にわたって授業を行いました。1回目の授業でTANSAKUへの想いを言葉にし、ChatGPTに入れて作詞、2回目の授業でSuno AIを使って作曲。こうして自分たちの想いが込められたTANSAKUの曲が完成しました。

ビデオ会議ツールを使う中で、PCのカメラやマイクの設定の場所を知ったり、オンライン上で話すタイミングをつかんだり、必要な資料をさっと画面共有したり。こうした経験が、PCに詳しくなるきっかけやこれから大学や社会に出たときの練習にもなる。
共同作業はデザインツール「Canva」を使用。オンライン上でも、子どもたち一人ひとりの考えを共有し、互いに影響を受けながら学びをつくっていく。

子どもの感想は

授業後に子どもたちから取ったアンケートでは、「楽しい」「おもしろい」「ワクワク」といったポジティブな感想が多く見られました。

「AIってすごい!」「クオリティが高い」とその性能に驚く一方で、「すべてAIに任せるのではなく、今回のように根元は人間が作ることが大事だと思った」など、人間の役割の大切さに気づく意見もありました。

保護者の感想は

保護者アンケートでは、満足度・参加しやすさともに100%「とてもよかった」「とても参加しやすかった」と回答いただきました。

「楽しそうだった」「Meet(ビデオ会議ツール)の使い方を知ることができて、家でもMeetをつないで楽しんでいた」「冬の間は(通う時間が短縮できて)時間的にも助かります」など、対面・オンライン授業、それぞれに良さがあることを感じていただけたようです。

なぜ今AIを学ぶ必要があるのか

後日、AIについて考える振り返りの授業を行いました。

・すごいという意見が多かったが、何が(どんなところが)すごかったんだろう?
・誰がすごかったんだろう?(AIが?それとも人間が?)
・ScratchにもこれからAIが入ってくる。AIと一緒に作るとき、どんなところに気をつけたらいい?

こうした問いを子どもたちに投げかけ、一人ひとりが自分なりの答えを考え、みんなの考えを共有しました。

ScratchにもAIが導入される

実は、世界中の子どもたちが使うScratchにも、これからAIが入ってくることが発表されています。※1

もはや時代は、これまでの「AIを何歳から使わせるべきか議論」から「子どもたちがAIを安全に活用できるように指導することが不可欠」な段階へと移ってきています。

※1 Scratch公式サイト(AIに関する公式説明)
https://mitscratch.freshdesk.com/en/support/solutions/articles/4000226421-is-scratch-using-ai-

AIとどうつき合っていくか

よく誤解されるかもしれませんが、この教室では、AIを推進しているわけでも、すばらしい技術の進化だからどんどん使いこなせるようにとか思って教えているわけでもありません。

AIが良いのか悪いのかは正直わかりません。それはあらゆる技術の進化にも同じことが言えると思います。ただ、世の中は待ったなしでそちらの方向に向かっていて、子どもたちは将来使わないわけにはいかないでしょう。だとしたら、できるだけ安全な使い方を知り、自分の頭で考えながら向き合う力を育てる必要があると考えています。

子どもだからこその視点で

ただ「AIには気をつけましょう」と言うだけでは意味がありません。よく知らないまま不安なので使わせないこともまた、子どもたちが自分で判断する力を育てる機会の損失につながります。AIについて、学校や家庭で折に触れて考えるきっかけをつくり、小さなことから議論していくことが大切です。

子どもの視点からAIについて議論することは良いことだと思います(もちろんある程度判断がつく大人が入って)。なぜなら、大人は効率や利益といった様々な欲望のためにAIを利用しますが、子どもは素直で正義感が強く、悪いことに利用しようという発想を持ちにくい存在です。

世界経済フォーラムでも、AIが普及する世界において子どもたちの権利を守るためには子どもたちがAIを安全に活用できるように指導することが不可欠と述べています。※2

※2 世界経済フォーラム公式サイト
https://jp.weforum.org/stories/2025/02/why-children-need-to-be-included-in-discussions-about-ai

AIを使うと人はバカになる?

一方で「AIを使ったら自分で考えなくなるのでは」という心配の声もよく聞きます。もちろん、そうした側面も否定できません。

ただしそれはAIに限った話ではない気がします。Google Mapやカーナビを使う人は多いでしょう。私たちはすでに、外を歩くことさえ自分の感覚よりも機械に頼っています。さらに、何を好んで買うか、どんな学校や会社を選ぶか、誰に投票するかといった判断も、気づかないうちにネットの情報やアルゴリズムの影響を受けています。

ここで私たちが心配すべきなのは、人間が過度に機械を信じ、人間を受け入れがたくなっていく可能性です。

では、どうすればいいのか。

「頭が悪くなるかどうか」は、AIそのものの問題ではありません。大切なのは、学校や家庭など日常の中でどんな対話が行われているかです。TANSAKUでは、AIが子どもの発達を妨げるものではなく、むしろ子どもの自律を促すきっかけとなるような対話を心がけています。

AI時代だからといって、難しく考える必要はありません。日頃から子どもと話すこと、当たり前と思わずに問いを立てること、自分の頭で考える習慣をつけること。それがTANSAKUが大切にしている力です。

こうした日常の積み重ねが、TANSAKUが目指す「受け身の学びから、自ら学び創り出す力へ」とつながっていきます。

▼インスタのフォローと「いいね!」もよろしくお願いします!

この投稿をInstagramで見る

Aiko Aoto(@tansaku_sapporo)がシェアした投稿